ボクシングは危険?BOXING CLUBで安全にボクシングができる理由を徹底解説

BOXING CLUBとは

「ボクシングは危険」というイメージをお持ちの方は多いかもしれません。

確かに、ボクシングの死亡事故をニュースで目にする機会がありますよね。
また、パンチドランカーという言葉があるように、脳への障害も気になるところです。

こちらのコラムでは「ボクシングの危険性」について詳しく解説しています。

ちなみにBOXING CLUBでは、安全にボクシングの練習が行えます。
その理由についても、ぜひ確認してみてください。

なおこちらのコラムは、BOXING CLUB代表 今岡武雄さんに監修していただきました。

今岡武雄(いまおか たけお)

BOXING CLUB代表
・18歳でプロデビュー
・10年の現役生活
・第34代 OPBE東洋太平洋フェザー級チャンピオン
・元WBC世界フェザー級2位
・生涯戦績:27戦23勝(12KO)4敗
・引退後は一般企業にて営業マンとして活躍し、2003年10月に起業。

〝フィットネス感覚で、誰でも楽しめるボクシングジム〟をスローガンに2003年にBOXING CLUBをオープン。
会社や学校帰りに、買い物のついでに、気楽に通う事のできる清潔で明るい爽やかなジム作りを目指しております。

【結論】競技者でなければボクシングは危険ではない

結論から述べますと
「競技者として本格的にやるのでなければ、ボクシングは比較的安全なスポーツ」といえるでしょう。


※ここでは、危険の定義を「死亡する」「脳への障害を残す」などと捉えています。
ボクシングはフットワークやパンチなどで激しい動きがともなうため、筋肉や関節などを痛める可能性については他のスポーツと同様です。

また、残念ながらボクシングは、他の格闘技と比べると、以下のような競技の特性から頭部へのダメージを受けやすくなっています。

  • 3分12ラウンドと試合時間が長い
  • ルール的に頭に攻撃が集中する(ベルト下への攻撃は反則)
  • 減量による体のダメージが回復しきれていない

など

ボクシングの試合の興行をつかさどるボクシング協会では、ジムオーナーやトレーナーに向けて毎年数回にわたり医事講習会を行っております。
また、試合前のドクターチェック、試合中もリングドクターが必ず同席するなど、ケガや事故に対するリスク管理は徹底しています。

しかし、それでもリング事故を完全にゼロにすることは難しいと言わざるを得ません。 

ただ、あくまでもこれは、競技者としてボクシングをやるうえでのリスクです。
エクササイズ目的で行うボクシングでは、実際にパンチを当てあうことはないため、頭部へのダメージを心配する必要はあまりありません。

ボクシングは安全で、しかもダイエットや運動不足解消、メンタル強化におすすめのスポーツです。(特にBOXING CLUBでは!)

【スパーリングなし】BOXING CLUBで安全にボクシングができる理由

BOXING CLUBでは、次の3点から安全にボクシングを楽しむことができます。

  • プロではなく一般の方を対象としている
  • スパーリングがない
  • 単なるエクササイズではなく、ボクシングの本質を大事にしている

BOXING CLUBは、プロではなく一般の会員さんしか募っておらず、試合や実際にパンチを当てあう実戦練習「スパーリング」を行っておりません。

試合や練習でパンチを受けることはないため、脳にダメージをおったり、体に強い衝撃が加わったりする心配はありません。

代わりにBOXING CLUBでは、寸止めでパンチを当てない「マスボクシング」を実戦練習として取り入れております。
ただパンチやフットワークといった基本の動きを繰り返すだけではなく、マスボクシングで技術の向上も楽しめるようになっていることが、BOXING CLUBの大きな特徴です。

マスボクシングでパンチは当たらないの?

寸止めのパンチとはいっても、みなさんの中には
「間違ってパンチが頭部や顔面に当たってしまうことはないの?」
と不安に思われている方がいるかもしれません。

その点について、今岡さんに回答をいただきました。

「空手にもフルコンタクトと寸止めがあります。
マスボクシングはこの寸止めにあたりますが、残念ながら人間がすることに絶対はありません。
しかし、トレーナーのしっかりした管理下のもとであれば、スパーリングに比べて飛躍的に安全性が増します。

現在、マスボクシングを日々の練習や大会などで行ってきましたが、幸い大きな事故やケガは報告されていません。」

BOXING CLUBでは、年2回ほどマスボクシングの大会を開催しています。
会員さんは日々の練習でフットワークとパンチの精度を磨き、最大限安全には留意しているということです。

マスボクシングだからこその面白さ

安全性に加えて、マスボクシングに対して、今岡さんは次のような考えを持っておられます。
これを読むと、マスボクシングにも興味が湧いてくると思います。

「もちろんスパーリングのほうがより実践的で、スリルと緊張感を持って練習できるとは思いますが、やはりプロの選手など特別なトレーニングを積んだ人とは、全く危険度が違ってくると考えています。
どうしてもスパーリングを希望される方は、しっかりトレーニングを積みプロジムやスパーリング可能なジムへ通われることをお勧めしております。

逆にマスボクシングだからこその面白さや楽しみ方があります。
例えば実践のボクシングでは、接近してクリンチといわれる膠着状態がありますが、その点マスの場合接近することが少ないためそういった状況にはなりにくいです。

ちなみにマスの上級者になれば、接近戦やショートパンチの攻防など多彩になります。
また、パンチ力という概念がありません。
代わりにバランスやタイミング、またリラックスした状態で、スピードを主体とした綺麗なフォームが求められます。
実際お互いが前に出てしまっては、マスボクシングになりません。

両者共に暗黙の了解で、攻守の入れ替えをしていく形になります。
例えるなら将棋やチェスのように頭で考え、相手の心理も読みながら同時に体を動かす必要があります。

少し脱線しましたが、つまりはジムごとに、それぞれのニーズと役割があると考えています。

当クラブは一般の方が対象のボクシングジムです。
なるべくリスクを回避しつつ最大限楽しんでいただけるよう努めております。」

危険なのにプロボクサーがボクシングをやるのはなぜ?

エクササイズとしてのボクシングは安全ですが、プロボクサー(競技者)の場合は実際にパンチを当てあうため危険がともないます。

そこで、
「危険だとわかっていても、なぜプロボクサー(競技者)はボクシングを選んでやっているの?」
と疑問に思われる方が出てくるのではないでしょうか?

各ボクサーできっかけは異なると思いますが、代表の今岡さんは以下のように考えています。

「人はなぜ山に登るのか?」
登山家が厳しく険しい、時として命の危険を犯してまで、なぜそこに情熱を傾けられるのか?

それはリスクと隣り合わせだからこそ、一歩一歩確実に踏み締め、登りきったときの達成感を得られるという意味では、ボクシングのそれと似ているように思います。

有名な名言で
「そこに山があるから」
という言葉があります。
ボクサーも同様だと思います。

ちなみにプロボクサーの1日のスケジュールは朝6時に起床し、10キロのロードワークを行い、その後普段通り仕事をして、夜にジムワークというのが一般的です。

試合が決まればスパーリング(実践練習)の量も増え、さらに減量も始まります。
疲労が溜まるこの時期、風邪などひいてしまうと追い込んだ練習ができなくなるので、コンディション管理も重要になってきます。

「オーバーワークなのか?」「まだ練習が甘いのか?」この時期になると自問自答を繰り返した記憶があります。

なぜそこまでするのか?
結局のところ
「ボクシングが好き」
と、答えは実にシンプルなものだと思います。

我々トレーナーは、自分たちの青春全てを賭けた、そのボクシングの魅力を会員の皆様に伝えていきたいと考えています。
世界最高峰のエベレストや、それ以上に登頂が難しいと言われるK2などに挑戦するプロの登山家もいれば、高尾山を代表とする比較的安全に登山を楽しむことができる山もあります。

ボクシングにおいても世界を目指す選手がいるプロのジムもあれば、一方で当クラブのように安全で、そして気軽に一般の方々が楽しむことができるジムも必要だと考えています。

これからも皆様にボクシングを通じて、元気をお届けできる場所であり続けたいと思っています。

まとめ

BOXING CLUBは一般会員向けのジムであるため、スパーリングは実施しておりません。
パンチでダメージを受ける心配はありませんので、どなたも安全にボクシングのトレーニングができます。

「ボクシングに興味があるけど、一歩がなかなか踏み出せない」という方に向けて、BOXING CLUBでは1日体験を各ジムで行っております。

その他、何か気になる点がありましたら、お気軽にご連絡ください。

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