マスボクシング大会に出場して変化した自分

BOXING CLUBとは

「マスボクシング」という言葉をご存知でしょうか?
スパーリングのように試合形式で行われる練習(競技)の一つで、BOXING CLUBでは定期的にマスボクシングの大会も開催しております。

もちろん大会への参加は任意です。
しかし、よりボクシングの奥深さを知っていただくためにも、ぜひ多くの方にマスボクシングに挑戦していただきたいと思っております。

こちらのコラムでは「マスボクシング」に焦点を当て、競技の特徴や大会概要、会員様の感想などをご紹介しています。
ジムを選ぶ際の参考にしていただければ幸いです。

なおこちらのコラムは、BOXING CLUB佐藤崇之トレーナーに監修していただきました。

佐藤宗之(さとう たかゆき)

︎・25歳で運動不足解消・ダイエットを目的にイマオカボクシングジム(現BOXING CLUB渋谷)に入会
・運動嫌いが半年で20Kg以上のダイエットに成功し、ボクシングのみならず運動生理学や身体構造に興味を持つ
・脱サラしスポーツトレーナー養成学校に入学しアスレチックトレーナーを目指す。
・プロボクサーとしての試合経験がない分、会員様と同じ目線で、培ってきた知識で理論に沿った指導を心掛けております。 

マスボクシングとは?

マスボクシング

マスボクシングは、寸止めのパンチでポイントを取り合う競技のことをいいます。
パンチを当てないスパーリング」といえば分かりやすいでしょうか。

対戦相手がいるため、シャドーやサンドバッグとは違って緊張感のある、より実戦的なボクシングを行うことができます。

スパーリングや実際の試合は実力差があると、ある程度勝敗の予測がついてしまうものです。
しかしマスボクシングは、一般の会員の方が元プロを相手に勝利を収めるという「ジャイアントキリング」が起こるケースも多々見受けられます。

マスボクシングは実際にパンチが当たることはないため、ケガをする心配はありません。
初心者から上級者まで、どなたでも安全に参加できることがマスボクシングの大きな特徴です。

毎回大盛り上がり!BOXING CLUBのマスボクシング大会

BOXING CLUBでは、年2回開催するマスボクシング大会によって、日々の練習成果を確認できる環境を整えています。
当ジムが行うマスボクシング大会は「大人の体育祭」とも呼ばれており、楽しくも緊張感のある試合が繰り広げられています。
少しでも充実したものにできるよう、BOXING CLUBでは以下の工夫を行っております。

1.さまざまな規模の大会を開催!

東京では他ジムの方を招いて行う「合同スペシャル大会」と、BOXING CLUB都内7つのジム内で競い合う「グループ内大会」を春・秋の2回(計4大会)

大阪では、関西の2グループと他ジムの方を招いて行う「グループ内大会」を春・秋で1回ずつ(計2大会)開催しています。

また、合同スペシャル大会、グループ内大会のそれぞれで、誰でも出場できる「オープン戦」と、各ジムより厳選された選手のみが出場できる「最強トーナメント」があり、トーナメント優勝者にはチャンピオンベルトも用意されています。

オープン戦は実力差が開かないように配慮したマッチメイクを行っているので、初心者から上級者までどなたでも参加することが可能です。

2.本格的な試合を体感できる!

BOXING CLUBのマスボクシング大会は、ただ相手選手と戦って勝敗を決めるだけではありません。
実際のプロの試合さながらに

  • 入場シーン
  • ゴング
  • 解説
  • リングアナウンス
  • 試合後のインタビュー
  • ジャッジによる厳格な判定

など行い臨場感を演出しております。
「下手な試合はできない!」と気持ちが高まり、より試合に緊張感が生まれることとなります。

3.マスボクシングライセンスでステップアップ!

 試合に勝利するとBOXING CLUB発行の「マスボクシングライセンス」がステップアップしていくので、勝敗による一喜一憂を体感できます。

マスボクシングライセンスとは、BOXING CLUBのアプリ内で発行されているライセンスのことです。
グレードが上がるごとに青→緑→紫→赤…と色が変わっていき、努力の証をレベルで分かるように区別しています。
※今のところライセンスの特典はありませんが、今後用意していく予定です。

4.YouTube撮影を実施!

大会の模様は、YouTubeで生配信しておりアーカイブも残します。
そのため残念ながら敗北してしまったとしても、ライブ配信により自分の試合を改めて振り返り、原因の追究ができるようになっています。(代表やトレーナーの解説も参考になりますよ)

マスボクシング大会を通じて自分に足りなかったものが分かり、新たな課題をもって日々のトレーニングに励むことができるでしょう。
試合に負けた悔しさを練習で乗り越えることにより、メンタルの強化にも繋がります。

【第2回マスボクシング大会交流戦】
【第9回関東マスボクシング大会 1部】

出場者が語る、マスボクシング大会によって変化したこと

こちらでは、マスボクシング大会に参加された方の感想を載せていきます。
どこのボクシングジムに入ろうか悩まれている方、マスボクシング(実践での練習)が気になっている方などは、ぜひ参考にしてみてください。

「当てない安全なマスボクシングとはいえ勝敗が決まるため、勝利への期待と敗北への不安が付きまとう。
勝つことで得られる自信はどんな誉め言葉よりも効果的で、仕事や日常生活を営むうえでの自信にも繋がる」

「マスボクシングは実際の試合とは違い、相手にダメージを与えることができない。その点、相手をリスペクトする気持ちが求められる。
また、フィジカルやパワーが通用せず、KO勝ちがないことから、日々の練習で培ってきた技術やスタミナのみが求められるので、緊張感を持ってトレーニングに励める」

「勝敗は必ず判定になるため、自分第一主義のボクシングではジャッジに評価されない。ジャッジという第三者にどのように魅せるかを意識するようになる。
また、一方的に攻めるだけのボクシングではマスボクシングとして成立しないため、対戦相手と一つの作品を作り上げるような感覚が必要で、その中で相手より上回っている要素をアピールする必要がある。
体を鍛えられるだけではなく、相手を思いやる気持ちや、客観的に物事を捉えられる思考力の強化にも繋がっている気がする」

「大会へのエントリーから大会当日が近づくに連れて徐々に緊張感や重圧を感じるようになる。
その緊張感や重圧を取り払うために日々の練習に真剣に取り組むようになる。結果的に上達速度が上がり、短期間で身体も絞れる。また、大会が終わると緊張感や不安から解放され殻が一つ破れたように感じられる」

「大会には参加しなかったが、ライブ配信で見て出場選手から大いなる刺激を受けた。
その選手を敬うことで新たな信頼関係が築け、自分自身への目標にも繋がった」

「夫婦でジムに通い、夫が大会に出場した。大会には夫のみが出場したが、大会に向けてどんどん上達していく姿や、勝利で自信をつけていくのを見て、刺激をもらった。夫に負けないように自分も頑張ろうと思う」

「大会に参加した選手はお互いを応援することで、名前を覚え、絆が生まれる。
次にジムで会った時に会話をするようになり、アドバイスしあうことで、仲間意識が芽生える」

「他ジムの方と戦うと、相手の情報が分からなかったり、どんな練習をしているのかも分からない人とやるので、自分のボクシングがどれぐらい通用するのかを測る物差しになる」

勝敗が決まる点から、皆様は本気でマスボクシングに取り組みます。
不安や緊張から「前日眠れなかった」という方もいるほどです。
現代社会の日常で、これほどまでに緊張感や充実感、チームの達成感を得られる機会はなかなかないのではないでしょうか。

ジムの練習だけでは単調で、どうしても飽きてしまう方が多くなっています。
しかし、マスボクシングに取り組むことにより「技術の向上」にも意識が向き、トレーニングを10年、20年と継続できる方が増えていきます。

「私は試合なんかするつもりはないから…」
といった方でも、よりボクシングを長く深く楽しんでいただくため、マスボクシングへの参加を強くオススメしております。

まとめ(マスボクシングへの思い)

マスボクシングは全て手作りで、
「参加者全員に喜んでもらいたい、日々の活力になって欲しい」
という一点で、知恵を出し合い少しずつ変化を繰り返しながら、大会を進化させています。

試合に勝ちたい会員様と、勝たせたいトレーナーの思いが共有するので、信頼関係が深まります。
参加選手の成長や自信がボクシングスタイルや顔つきに現れる瞬間を感じれるようになるのは、トレーナー冥利に尽きます。

ぜひあなたも、我々とともに「大人の体育祭」でボクシングの上達を楽しみませんか?

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